【餃子の皮】海外仕様のヌードルメーカー【PHILIPS】
オーストリアの冬が終わり始め、段々と日が長くなり気温も日中17度まで上がったり、時には雪が降ったり不安定な天気が続いたり確実に春です!!とは言いきれませんが、植物たちも春の訪れを知らせてくれてます。
それはBärlauch(ベアラオホ)です。
西洋版の行者ニンニクと呼ばれたりするのですが、実際には行者ニンニクとは違うそう。知らんけど。ラムソンって言うらしい。多分。
出始めの頃。
大きくなるとこんな感じ。
すずらん(有毒)と葉っぱの形が似ていて毎年多くの方が誤食して中毒症状を起こすのでお気をつけて。
今回作った保存食は
(左)ベアラオホの醤油漬けと(右)ベアラオホペースト
ベアラオホ醤油はチャーハンとか餃子の味付けに使います。ほのかにニンニクの香り(ニンニクもちゃっかり入れてますw)
作り方は至って簡単です。
よく洗ったベアラオホの水気をしっかり切って刻んで瓶1杯に詰め込んで、ベアラオホが浸かるまで醤油を注ぐだけ。好みで少しみりんを入れる人もいるみたい。
適当でもなんとかなります。ただ雑菌が入らないよう煮沸消毒したガラス瓶を使用することと、ベアラオホの水気をしっかり拭くこと!
去年仕込んで1番重宝しました!一番ベアラオホの特徴であるにんにくの香りが醤油に移って感じることができます。
ベアラオホは冷凍も出来ると聞いてやってみたのですが、半年以上経過するとニンニクの香り飛んでただの草みたいな味でした(笑)
そして今年初めて作ったベアラオホペースト。
主に使用する料理はパスタです。ジェノベーゼみたいなものだと思っていただければ。
保存食に!と作ったのに既に小瓶2つも使い切ってしまって3回目は大きい瓶に作りました(^O^)
こちらも作り方は至って簡単です。
よく洗って、しっかり水気を拭いたベアラオホと同量のオリーブオイルに、ベアラオホに対して3分の1のナッツ類(松の実がメジャーですが、カシューナッツで作る方もおられます)私は松の実と白ごまにしました。ベアラオホ100gなら大体30g。
そして塩を2%。ベアラオホが100gなら2gですね。これをミキサーで混ぜ合わせるだけです。
ここに粉チーズを入れる方もいられますが、私は長期保存したいので粉チーズは食べる時にかけるようにしています。1週間で食べ切れる方は粉チーズも一緒に混ぜても大丈夫です。
匂いは草!って感じですが、フライパンに玉ねぎやベーコンを炒めて、そこに大さじ2杯のベアラオホペーストを入れて少し火を通します。
茹で上がったパスタを絡めて粉チーズを振って頂きます。
そして、在欧のみなさまがこの時期こぞって作られるベアラオホ餃子!!
餃子の種のレシピは腐るほどあるので、敢えて私はオーストリアの小麦粉を使用した餃子の皮のレシピを紹介いたします(笑)
欧州仕様のPHILIPSのヌードルメーカー(ラザニアのアタッチメント)を使用します。
欧州仕様のPHILIPSのヌードルメーカーの捏ね時間の延長方法は過去の記事を参考にしてください。
Weizenmehl Type 700 GLAT 380g
Weizenmehl Type 480 Universal 120g
塩 2g
サラダ油(Lapsölとか)小さじ1
80度くらいのお湯 175cc
片栗粉(打ち粉に使用)
小麦ファイバーやタピオカ粉があるレシピ
type 700 340g
タピオカ粉 30g
小麦ファイバー 30g
type 480 100g
塩 2g
サラダ油 5g
80度くらいのお湯 180ml
①上記の小麦粉をマシンに投入し3分ほど混ぜ合わせます。(3分1回目)
②塩、サラダ油と熱湯を混ぜたものを2分ほどかけてゆっくり入れます。(3分2回目)
③3分混ぜるのを3回繰り返します。(トータルで5回)
④最初に出てきた15cmくらいのシートを切って戻します。混ざってないのが出てくるので。
⑤片栗粉をまぶしながらカットせずに一気に最後までだします(笑)折り畳みながらやると邪魔になりません。
⑥正方形や円形にカット。
(⑦タッパーに入れて1日冷蔵庫で寝かせておくのもGoodです。)
保存する時はアルミホイルに巻いて、ビニール袋に入れて冷凍庫に入れておくと解凍した時に次回も使えます。
私は今年の1月にこのレシピで餃子の皮を作ってて冷凍庫に閉まっておりました。
3ヶ月も経ってもちゃんと冷蔵庫で解凍させたら、市販のものと遜色ないくらい普通に包めるし味も美味しいので感動しました!(たまに破けますがw)
作りすぎた餃子は冷凍しておくと、ちょっとおかずが欲しい時に丁度いいです。
餃子の皮を制したので、最近やたら餃子作りまくってます(笑)
ベアラオホはニラの代用として食べてますが、ニラと違うところは加熱するとニラっ気(にんにく臭)が飛んでしまうことです。
今年1回目のベアラオホ餃子は香りを過信し過ぎてニンニクを入れず、蒸し焼きにしたらただの豚肉とショウガの風味だけの味気ない餃子になってしまいました。
なのでニンニクは忘れずに入れること。そうすることでベアラオホの香りをアシストしてくれます。
ベアラオホのシーズンは3月中旬から5月上旬と短い期間なので5月下旬には葉が黄色くなって葉の水分が失われてしまいます。なので早めに楽しみましょう!