オーストリアの片隅で

オーストリア人と日本寄りの生活 in NÖ

オーストリアでのワーホリ(ワーキングホリデー)を申請する方や

国際結婚等考えている方や、将来移住を考えている方たちの参考に

なるような情報を発信が出来るようゆるく更新していきます。

【海外で出産】オーストリアで出産レポ【海外の病院】

無事に出産&退院しました!

 

 

出産予定日過ぎても産まれてこなかったら、この日に診察に来てくださいと言われていたので病院に行ってきました。

 

 

とりあえずヘバメ(助産師)に、

「前回会った時に風邪気味って言ってたんだけど、実はコロナにかかってて(^_^;)大丈夫でしたか?」と聞くと「全然大丈夫!今は休みだけどあの時にいたヘバメも問題ないはずよ!」と言われてとりあえず一安心。

 

 

とりあえずCTG(スタートアップ2)やるわよ、と30分くらいベッドで横になります。

お腹の子は健康で、まだ産まれる気配は無さそう。次にエコーで検査します。

 

 

エコーで頭の大きさ等測ってたり、色々見ていたんですが「あら!羊水が全然無いわ!」と急にドクターが言って、ヘバメが駆けつけてきました。

 

とりあえず子宮口をチェックするわ、と痛くて血が出るかもしれないけど問題ないからと言われたんですが

 

 

いっでえええええ!!!

 

 

こんなの初めての痛みで思わず叫びました(笑)

 

まだ子宮口は1cmで産まれてくる気配はないけど、即日入院となりました。

病室は二人部屋で、シャワー室とトイレ、仕切りのカーテン無し、クーラー無し(笑)


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夏なのでまじで地獄のような暑さでした。。。

 

 

一応入院セットは車に積んでいたので、主人に取ってきてもらい他に必要なものがあれば後から持って来てもらいました。

 

昼前に入院して、早速オーストリアの病院食の洗礼を受けます(笑)

 
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陣痛促進剤を投与されたのですが、点滴だと私は思っていたのですがタンポン型のもので24時間入れて産まれて来なければまた入れての繰り返しでした。

 

 

病室に戻りまだ相部屋の人がいなかったので私は窓側を取って、痛みに悶えながら昼寝してたら相部屋の方が来ました。

狸寝入りしながらパートナーとの会話を聞いていたんですが(私に気を使ってか小声だし、ドイツ語なので全然理解してないけどw)突然妊婦さんが泣き始めました。 

 

そりゃナーバスになるよね〜って痛みを我慢しながら寝た振りをし続けました(笑)

 

 

朝に促進剤を挿入されて2,3時間置きにCTG。

子供は元気よ!ただ、痛みはマックスじゃないわ!と言われてまじいつ!?って感じで夜を迎えます。

23時頃から耐えられないくらい痛みが増してきて「待って、産まれるんこれ?めちゃくちゃ腹痛いし、、、」とヘバメに痛すぎて寝られんと伝えると「じゃあドクターが子宮口チェックするわ」とまた指を突っ込まれると「まだ1cmよ、今日は産まれて来ないわね(笑)」と言われて絶望(泣)

 

 

 

 

子宮口10cmの道のりまで遠くない?w

 

 

 

私の相部屋の妊婦さんのお産につきっきりで、あまり構ってあげられなくてごめんね!と言われて足早にドクターが去っていきました(笑)

 

 

雄叫びというか私には喘ぎ声に聞こえて(笑)ほう、オーストリアのお産ってこんなもんなんか、ごめんねお産頑張ってるのに私の心が汚れてて、、、凄くお産大変そうでした。

 

2時頃に余りにも痛みにうなされていたので痛み止め(点滴2つ)を投与してもらいました。時々痛みで思わずこぼれる「ンッ!」や「ヴッ!」(笑)

痛みと闘いながらヨロヨロと病室に戻ると、先程の雄叫び妊婦が無事に出産して戻っていました。

 

痛み止めが聞いてきて数時間ですが割と寝られました。

一日経過し、また陣痛促進剤を挿入してもらいます。

今日こそ産まれるかな(´∀`)ワクワク

してたんですが、痛みに悶えるだけで全然産まれる気配がありません。朝に子宮口見てもらってもまだ1cmでした。

この日も2,3時間置きにCTGでした。

痛みのピークは大分来てましたがマックスではなくまだまだとのこと。全然痛いんですけどー!!

夕方頃足湯に入れてもらいます。


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すみません汚い太い浮腫んだ足で

 

夕方今まで体験したことないくらいの痛みでCTGも痛みが80まで上がります!(今まで30〜40くらいでしたw)今日産まれるかもしれないと家族で泊まれる病室がたまたま空いていたのでそこに案内されます。

シングルベッドからツインくらいに大きくなったのですが、主人の着替えなど何も持ってきてなかったので結局21時くらいに帰らせました(笑)

夜中の12時を過ぎ痛みで痙攣というか震えが止まりません。さすがにヘバメを呼んで昨夜と同じ痛み止めを入れてもらいます。

しかし昨日みたいに痛みが消えることなく震えも止まりません。

やがてドクターがエコーを見るためにやってきました。

 

「聞いて、今から帝王切開やるからご主人に電話して!」

 

 

えっ、いきなり帝王切開ヮ(゚д゚)ォ!

 

1時頃主人に電話してドクターが私に代わって説明してくれました。

話によると胎児の頭が大きすぎて骨盤の穴からグリッとズレて自然に産まれることができないそう。このまま頭でグイグイ押して陣痛が酷くなるだけって言われたそうです。

 

急に慌ただしくなり色んなドクターや麻酔医がやってきて痛みと震えに耐えながら説明を受けて

「じゃあここにサインを」

もう手が震えるし利き手じゃないのに左手にボールペン渡されてサインします(笑)

 

手術するので素っ裸になり手術着に着替え、帝王切開の部分の下の毛を剃ります。

その間ヘバメがEs tut mir leidと主人に言ってるのが聞こえました。

あの滅多に謝らないオーストリア人が!!ごめんなさいと!!

恐らく2日間無駄に入院させてしまったこと、最初の羊水が少なかった時に頭のサイズ測っていたのにも関わらず産道を通らないことに気づかなかったことじゃないかな?と主人が言ってました。まあ確かにこの2日間痛くて無駄だったよね(笑)

 

 

そこから流れるように手術室へ向かいます。

腰に4箇所ブロック注射(これがめちゃくちゃ痛い!)して下半身が完全に麻痺します。

主人も手術着に着替えて私の側に座ります。

意識は朦朧、上半身は動くけどまだまだカタカタ歯が言ったり、震えが止まりません。

 

もう頭見えてるよと主人が言うと、夜中の2時頃産声が聞こえてきて私の横に持ってこられました。

「うぅ、良かった、本当に良かった!」と涙が出てきました(⁠´⁠;⁠ω⁠;⁠`⁠)

 

お腹を縫合され、手術台から病室に戻ります。

3時頃病室に戻ります。

まだ足の痺れが完全に取れない中ここでまさかの赤子をヘバメから渡されます(えっ!?)

じゃあお休みって言われたんですけど、待って待って待って!

 

マジ今からどうすんの!?(笑)

 

 

しかも熱帯夜、余りの暑さと下半身が動かないので直ぐに呼んでそちらで赤ちゃんを預かって下さいと流石に、この日は赤ちゃんを押し返して寝汗かきながら寝ました(⁠ ⁠´⁠◡⁠‿⁠ゝ⁠◡⁠`⁠)

 

次回はハプニングまみれの入院編です。