【オーストリア】海外で納豆作り【ヨーグルティア使用】
実は納豆って簡単に作れちゃいます!
オーストリアで日本食材店やアジアショップ等では冷凍の納豆が2パックで3€程(400円近く)しちゃいます。
毎日食べるには少し高いといか躊躇しちゃうお値段です。
海外在住者の登竜門?海外で納豆作り、道具さえあれば本当に簡単に量産できます!
私がいつも準備して使っているものです。
- 乾燥大豆250g
- 納豆菌または市販の納豆5粒
- 圧力鍋
- スプーン又はフォーク
- スパチュラ
- 小皿(納豆菌作りに必要)
- ボウル
- 計量スプーン(大さじ1使用)
- キッチンペーパー
- ラップ(小分け保存用)
- ヨーグルトメーカー(私はタニカのヨーグルティアです)
- 変圧器(私のは3000Wまで対応可能)
Bronson++ HE-D 3000-110 Volt Spannungswandler: Amazon.de: Elektronik
話は逸れてしまいますが、これ1台で炊飯器もホットプレートまでも安全に使用することができます。日本からわざわざ高くて重たい変圧器買って持って行かなくても、現地で買ったほうが日本の半値以下だし送料無料なのでおすすめです。
事前準備編
まずは乾燥大豆を洗って1晩水につけておきます。
私はヨーグルティアの容器の中にさらにすっぽり入る円柱の容器に穴を開けて、そこに煮豆を入れて作っています。
穴あき容器の下に箸置き等入れて水滴が落ちるようにしています。
熱々の煮豆には沢山水分が含まれています。24時間置いておくと沢山の水分が抜けていきます。水滴は容器を伝って下に落ちていくので底の納豆はべちゃべちゃになってしまいます。
もちろんこの容器が無くても作れますのでご安心を!
納豆作りに一番大切なことは清潔!
煮沸消毒でもいいのですが、私は面倒臭がり屋なので熱湯をかけるだけです。
これだけでも失敗はしたことないのでご安心を。
後ろの容器は全然関係ないです(笑)
ボウル、使用する小物、ヨーグルティアの容器と蓋にまんべんなく熱湯をかけます。
1,2分くらい置いた後に私はお湯を捨て、乾かしておきます。金属のものはアツアツなので火傷に注意です!このときもう一つ注意して欲しいのが、納豆にあたる部分に直接手を触れないことです。
納豆作りスタート!!
さっそく豆を煮ていきます。
突然ですが、圧力鍋の購入をオススメします(笑)
親指の腹で簡単につぶれるくらいの柔らかさまで煮るのですが、普通の鍋でやると4時間以上かかります。。。それでも別に構わないわ。って方は圧力鍋は無理して買わなくても大丈夫です。
私は一度、炊飯器で豆を柔らかくしようと試みたのですが、てんやわんやするくらい炊飯器から煮汁が吹きこぼれたり、何度も蓋を開けて確認したので全く柔らかくなりませんでした(-_-;)
それに灰汁や煮汁が蒸気弁に詰まって最悪の場合、炊飯器が壊れる恐れがあります。大豆は吹きこぼれやすいので。
でもそんな失敗した大豆を使っても納豆はでき出来ました(笑)固かったですが。
圧力鍋はAmazon.deで買ったWMFの圧力鍋を使用しています。
ついでにスチーマーもオプションで購入しました。250gの乾燥大豆をこのスチーマーのかごで洗って、そのまま鍋に水と豆をいれて浸水させるので煮る前に水を捨てるだけですぐに取り掛かれるので便利です。しかも納豆250gに丁度いいサイズ!
圧力鍋は納豆だけでなく野菜スープだったり、肉を柔らかくする時などかなり重宝しています。おススメです!
30分圧力をかけて放置して圧を抜きます。この間にやっておくことが納豆菌作りです。
私は日本で納豆素(納豆の菌)を買って持ってきました。
1つ1000円くらいで楽天やAmazon.jpで買えます。これ1つで30㎏分の納豆出来るらしいですわ。。。
今回は市販の納豆5粒を使った納豆作りですが、両方説明します。
納豆素の場合
大豆の分量と使い方は同じです。
耳かきサイズのスプーンがセットで入っています。納豆素を付属の耳かきスプーン山盛りに乗せ、熱湯消毒したお皿等に移しておきます。
そこに大さじ1程度の煮沸済みの水をかけて混ぜます。つまり熱湯はNGです。
そして消毒したスプーンでしっかり溶けきるまで混ぜて納豆菌の準備は終了です。
市販の納豆の場合
1パックの中のたった5粒で大丈夫です。1パックだけでかなりの納豆が量産できます!
私は1パックを5粒程をラップに小分けしてタッパーに入れて冷凍保存してます。
5粒ほどなので放置しておけばすぐに解凍されます。これを熱湯消毒した小皿に入れて消毒したフォークで細かく潰して準備しておきます。
煮ている大豆の圧が下がる直前を見計らって、大さじ1程の熱湯をかけてしっかり混ぜて納豆菌の準備は終了です。
納豆素→綺麗な水(浄水でいいと思います)
市販の納豆→熱湯
違いはこれだけです。
ここからは熱々の大豆が冷めないよう手早くやっていきます!!
大豆が蒸しあがって熱々な状態のまま3分の1の煮豆をボウルに入れて、納豆菌も3分の1程入れます。
一度に全部入れてかき混ぜると煮豆に菌が付着せず失敗する恐れがあるので大事を取って2,3回に分けて混ぜましょう。
スパチュラで底からしっかり!まんべんなく!かき混ぜで納豆菌を大豆に付着させます。
しっかり混ぜたらヨーグルティアの容器に移していきます。
こんな感じで38度、24時間にセットしておきます。
※このときに中蓋はしません。
持ち手の部分だけ締めて、その上からキッチンペーパーをして上蓋をかぶせます。
38度をキープしていると水蒸気で上蓋に水滴ができます。水滴が落ちて納豆にかかると雑菌の素となってしまいます。その為にキッチンペーパー、若しくは布巾等をして水滴を受け止めて直接かからないようにします。
24時間後。大豆が白くなって納豆菌が付着してちゃんと納豆になった証拠です!この時はめっちゃクサいです!アンモニア臭?納豆の匂い?って思われると思いますが失敗ではないです。
かき混ぜたい気持ちをグッと堪えて冷蔵庫で2日ほど寝かせます。寝かせることで臭いを抑える効果もあります!
私は寝かす前に箸置きを除けて中の水分を捨てます。この時に容器を軽く水洗いしておくと臭いがプラスチック容器にそんなに移らないと思います。
中に穴あき容器を入れるだけでこれだけの水分を捨てることができるので、べちゃべちゃの納豆になりません。
冷蔵庫で保存するときは中蓋をするのですが蓋に穴が開いていて臭いが冷蔵庫内に放散される為、最初にラップを敷いて蓋をすると臭いの拡散を防ぎます。
冷蔵庫で2日後。。。
うわああああすごい粘り!!
納豆素を使っても同じくらいの粘りになります。
そしてここからラップに小分けして冷凍保存します。
普通なら60g~70gで8パック出来るのですが、うちの主人は納豆が大好きなので75gくらいでパックしていくと7パック分になります。量はそれぞれお好きな分量だけパックしてください。
以上になります。
納豆作りの参考になれば幸いです。
※2022年8月追記
今年の3月に一時帰国をした際にセリアで納豆を小分けにするのにちょうどいい容器を発見しました!3パックで100円(´;ω;`)安っ!
今まで納豆保存だけの為に貴重なサランラップを利用していました(もったいない)
オーストリアに来て日本のラップがどれだけ高性能か。。。と何度も思いながらも、日本に比べて過剰包装しな脱プラスチックな考え(プラスチック容器買っておきながらw)に感化され、納豆だけに何回もラップ使うのはエコではない!とちょうどいい容器を見つけて喜んでおりました(笑)なんか矛盾してる気もするがーー;
容量は90mlですが、完成した納豆が50~60gまで入って、サイズもまるで日本の納豆容器サイズ!
最初にダイソーで4個入りの納豆容器を2つも買っていたのですが、冷凍電子レンジ不可(何で買った)だけどこちらは蓋したままでもレンジOK!でも蓋外して解凍してます(笑)
セリアの方が冷凍、電子レンジ対応だったので最初からセリア行けばよかった!
あーTEDiと比べ物にならんくらい日本の100均素晴らしい~!